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2018

シマウマの謎プロジェクト

シマウマのしましまはなぜあるの?

 

4月のエレメンタリークラスは、「シマウマの謎プロジェクト」でした。
このプロジェクトは、シマウマのしましまがどうして存在するのか、といったように、みんなが当たり前に思っている生き物の特徴を疑い、どうしてその特徴があるのか、というところから仮説を立てて調べていくプロジェクトです。
そしてプロジェクトの後半では、フィールドワークを通じて生き物を観察し、その生き物の謎について調べていきました。突然ですが皆さん、シマウマの柄はなぜしましまなのでしょうか?
↑シマウマのしまを見ないで書けるかクイズ!あれ…意外と書けない?
敵から姿を隠すためのカモフラージュでしょうか?
メスにモテるためでしょうか?

↑「原因を探求しつづける力が、人を発見者にする。」チャールズ・ダーウィン(1809~1882)

 

シマウマにはしましまがあるという当たり前から、どうしてしましまがあるんだろう?という疑問を見つけ、自分の考えである仮説を考えていきます。

するとある子は、

「動物園にくる人間の服を見て、おしゃれだなーと思ったから!」

と自分なりの仮説を立てていました。

既存の概念にとらわれず、どんどん自由に発想していく姿勢、ナイス!

 授業では、ダーウィンと一緒に考えていきましたが、ちなみに答えは…?
上の写真を参考に、子どもたちと一緒に考えて見てくださいね。

 

キュリオスクールで生き物博士の誕生!?

2回目の授業では、自分の好きな生き物を選び、当たり前から生まれる謎について調べていきました。

↑イルカ博士!黙々とワークシートに書いています。
 ↑こちらはライオン博士!ここまで集中すると話しかけられない!?
馬を調べていたとある子は、「馬とシマウマはどう違うの?」
という疑問を持ち、ファシリテータと一緒に図鑑とにらめっこ。
外見の特徴のみならず、鳴き声の違いにも気がつき、発表の際にはiPadを使って実際に聴き比べてもらいながら説明することができました。
1年生はまだ発表の数も少なく慣れない中、頑張りました。
こういった発表の機会はこれからもたくさんあるので、どんどん上達するぞー!おー!

本物の生き物を見る・触れるフィールドワーク!

 

3回目の授業では、碑文谷公園で生き物の観察フィールドワークを行いました。

 

生き物を観察して気がついたことを書く発見カードを使いながら公園内を散策します。

 

↑アリを観察している様子…?
↑モルモットを実際に触れることができてラッキー!
子どもたちは、
「アリはちっちゃい」
「モルモットは尻尾がない」
「亀は甲羅がある」
といった生き物の当たり前をたくさん見つけていました。
生き物の当たり前が見つかると、それらは疑問に繋がります。
「どうしてアリはちっちゃいんだろう?」
「どうしてモルモットには尻尾がないんだろう?」
「どうして亀には甲羅があるんだろう?」
自分で見つけた謎をポストイットに書き込む子どもたち。
本物の生き物に触れた為か、普段より多くの気づきや謎が生まれました。
こんな疑問を改めて子どもたちから質問されると、私たちも大人も「?」が浮かびますよね。
ここから探究していくのです。

目指せ、生き物マスター!

4回目の授業では、フィールドワークで観察した生き物に関する「生き物図鑑」を制作しました。

 

今回の目標は、
「当たり前から謎を見つけ、調べて、新しい発見をする」です。

 

そのため、フィールドワークで生まれた謎に対して仮説を立てて、図鑑やipadを使いながら調べていきます。

 

調べた後は、みんなの前で発表!

↑自分だけの動物図鑑が完成!

 

 

今回のプロジェクトを通じて子どもたち1人1人に、たくさんの疑問が生まれていました。

 

机の上で考えるだけでなく、実際に外に出向き、本物に出会い触れることを通じて、疑問を深められたのではないかと思っています。

 

エレメンタリークラスでは自分の意見を言うことや当たり前のことを疑い、自ら問いを立てる力を育みます。

 

 

来月以降も本物に触れて、手を動かしながら自分の疑問や仮説を深めることができるプロジェクトを用意しているので、ぜひご興味のある方はお問い合わせください!

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